結婚マネーのトリセツ

結婚マネーのトリセツ
会場探しを始める時に、やっぱり一番気になるのが「お金」のこと。費用の相場や実態、見積表の見方、先輩カップルの実例…など、会場探しのヒントになる「結婚式のお金」の取り扱い方を徹底ガイド。
イラスト/古藤直美
まずは基本的な結婚式のスタイルや会場タイプ、人数や時季の相場、
支払いの時期や方法などを把握して、ふたりの予算や条件を話し合いましょう。
結婚式の資金を考えましょう
まずは自分たちが結婚式に用意できる資金について考えてみましょう。下図のように現在の貯蓄額に親からの援助金を足したものを結婚式の資金と考えるのが一般的。用意できる金額により実現できる結婚式の内容も変わってくるので、お互いの貯蓄額や援助の有無はオープンにして、早めに確認しておくほうがよいでしょう。予算が足りない場合でも、結婚式までにふたりで貯金をする手段もあるので、「お金が無いから…」とあきらめず、今後のマネープランを立てることをおすすめします。
ふたりの貯蓄

これから夫婦となり共同生活していくうえで、お金のことは早めにふたりで話し合って協力していきたいものですね。これを機にお互いの貯蓄額などをオープンにして、今後のマネープランを立ててみましょう。

親からの援助

レイウエディング調べでは、約7割の先輩カップルが親から援助を受けたと回答。その約半数が援助額は200万円未満という結果に。両家から援助があるのか、いくらぐらい援助してもらえるのかは、互いに早めに確認しておきましょう。

結婚式資金

ふたりで用意できる貯蓄額と、親からの援助額の合計がふたりの結婚式の資金となります。どれぐらいの資金を充てるかにより、結婚式の会場や内容を左右するので、会場探しの前には確認しておくほうがよいでしょう。

条件を考えましょう
結婚式にかかる費用は、どんな会場で結婚式を行うのか、ゲストを何名招待するのかによって大きく変動します。また、日取りによっても費用に差があり、予約が集中するオンシーズンや日柄のよい週末・祝日は、普段より価格が高騰することがある一方、オフシーズンや時間帯によってはお得なプランや特典が設定されていることも。会場を探し始める前に、下記や左表を参考にして、まずは日取りと人数を検討してみましょう。
オンシーズン

オンシーズンとは主に過ごしやすい気候の春や秋を指します。春は5月、秋は11月を筆頭に人気が集中し、なかでも日柄のよい土曜日やゲストに来てもらいやすい祝日などは、1年前から早々に予約が埋まっていくことも。

オフシーズン

暑い日が続く夏の盛りや寒い冬は結婚式のオフシーズン。需要が少ない時期だからこそ、普段よりリーズナブルなプランや特典を用意している会場も多く、費用が割安になるのであえてこの時期を選択するカップルも。

  • 20
    安くみえて実は割高
    親族だけの会食などは、一見「安くできそう」と思っても、挙式や衣裳代もゲスト人数で分担すると、1名単価は高くなる傾向が。会場により20名以下での利用は受け付けていない場合もあるので注意してください。
  • 60
    平均的な理想の人数
    親族や友人を集めた一般的な結婚式の人数で、ゲストの1名単価が3~6万円と、予算のバランスも理想的といえます。会場の選択肢は豊富ですが、一般的な人数帯のため、日柄のよい日取りは早めの予約がよいでしょう。
  • 100
    高くみえて実は割安
    親族や友人に加え、仕事関係ほか知人を集めた大規模な人数設定の場合、人数が増えるほどゲストの1名単価は安くなり割安といえます。ただし大人数に対応できる会場の選択肢は限られてくることを注意しましょう。
  • ホテル
    幅広い対応力が魅力
    便利な立地、ゲストの宿泊や大~小規模まで対応できる充実した施設に加え、ブランド力やホスピタリティ力の高さが、格式を求めるカップルに支持をされています。ただし、ホテルのランクにより価格帯はさまざまです。
  • ゲストハウス
    ふたりだけの貸切空間
    一軒家やワンフロアを貸切にして、プライベート感ある結婚式が可能な施設。施設に付随したエントランスやガーデンなどの空間を、自由に装飾アレンジができることも多いことが支持を集める理由のひとつともいえます。
  • 専門式場
    結婚式のための施設
    結婚式のために建てられた専用の施設なので、館内の導線がスムーズなうえ、映像や音響など演出のための設備が充実しています。さまざまな挙式スタイルの対応ができ、挙式スペースや衣裳サロンを備えている会場も多いです。
  • レストランウエディング
    特別な料理でおもてなし
    有名シェフが作るスペシャルなメニューなど、レストランならではの美食でゲストをおもてなしできることが魅力のポイントです。衣裳などの持ち込みに対する自由度も高いことも支持を集める理由のひとつといえます。
結婚式スタイルを考えましょう
会場を探すうえで重要になるのが、ふたりが目指す結婚式のスタイルです。会場の雰囲気や着たいドレス、やってみたい演出など、自分たちがどんな結婚式を行いたいかを考えることで、そのイメージに合う会場も自然と絞られてくるものです。そこで左記の例を参考に、まずはふたりが思い描く結婚式のスタイルを考えてみましょう。漠然としたイメージはもちろん、共通の趣味や季節、色、インテリアなど、好みのキーワードを挙げていくことが手掛かりになるでしょう。
スタイリッシュウエディング

●大人のおしゃれな雰囲気
●最旬トレンドのドレス
●デザイナーズチャペル

ナチュラルウエディング

●カジュアルなパーティー
●シンプルなドレスコーデ
●緑いっぱいのガーデン

ロマンティックウエディング

●テーマパークのキャラクター
●プリンセス風のドレス
●ステンドグラスがきれいな大聖堂

「持込料」とは
結婚式のお金を考えるうえで知っておくべきことは「持込料」です。一般的に結婚式では、会場の提携以外の衣裳や引出物などを利用する場合、「持込料」という費用が発生することがほとんどです。「持込料」とは、自分たちで手配して持ち込んだものを、会場が保管するための「保管料」という意味。理想を追求するあまり追加料金が嵩み、後に予算オーバーという事態にもなりかねないので、下記を参考に、どのような項目に持込料などの費用が発生するかを心得ておきましょう。

●衣裳 ●引出物・引菓子 ●カメラマン ●ヘアメイク など

●フラワーシャワー ●バルーンリリース ●デザートビュッフェ
●ムービー上映 など

支払いのタイミングについて
大きな額のお金が必要となる結婚式の費用ですが、支払い時期は会場成約時、会場との打ち合わせ期間、結婚式直前と、大きく分けて約3回あります。会場への支払い以外は自分たちで時期を調整できるものもありますが、いつ、何に、どの程度のお金が必要になるかを、スケジュールと合わせて確認し、マネープランを検討しておくとよいでしょう。また、結婚式当日には心付けや、追加料金が発生した場合の清算費用が必要な場合もあるため、事前に準備をしておくと安心です。
会場見学前
●プロポーズ 挨拶
●ふたりの貯蓄を確認する
●雑誌やネットで情報収集する
●親の援助有無を確認する
●両家の顔合わせ食事会を行う
結婚式の内容がまだ具体的でないこの時期。最初のうちに結婚式の自己資金を確認しておきましょう。
会場見学中
●ブライダルフェアへ参加する
●検討会場の見積もりをもらう
●検討会場を絞り込む
●詳細な見積もりをもらう
●会場を成約する
結婚式の予算を決めていよいよ会場探しスタート。会場を決定する際には、予約金の支払いが発生します。
会場打ち合わせ中
●招待客を絞り報告する
●スピーチ・受付・余興を依頼する
●会場との打ち合わせスタート
●手作りアイテムの制作を始める
●衣裳を決定する
●ショップやネットでオーダーする
●ブライダルエステを開始する
●会場のアイテムを決定する
●前撮りを行う
結婚式の詳細な内容を決めていく期間。演出や小物など必要なアイテムの購入や、前撮り撮影などに費用が発生します。
結婚式直前
●会場へ料金を支払う
●当日清算分の費用を用意する
●当日の持ち物を確認する
最終見積もりの確定後、結婚式の約2~1週間前までに会場へ結婚式費用の全額を現金で前払いします。
費用の支払い方法
結婚式費用の会場への支払いは、約2週間~1週間前までに全額を銀行口座へ振り込みをする方法が一般的です。最近では会場により、「ブライダルローン」のような結婚式専用のローン制度を導入していたり、クレジットカードが使えたりする場合や、当日・後払いに対応している会場もありますので、事前に確認してみるとよいでしょう。ただし、事前に現金を用意しなくてよいメリットだけでなく、デメリットがあることも。利用の際には条件などに注意をしてください。
クレジットカード

ポイントが貯まるなどの利点はあるが、利用額に限度額がある。対応していない会場も多い。

ブライダルローン

結婚式や新婚旅行にかかる費用が借りられる。手数料が発生する分、支払い総額は割高に。

当日・後払い

挙式後に支払うため、お祝儀も合算できる。ただし、会場独自の制約があることも。

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